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第2章 将来像実現の前提となる中球磨地域の現況

 

本章では、第1章で見た将来像を目指していく上でのスタート地点となる中球磨地域の現況を、他地域の比較などを通じて、主に、定量的な側面から明らかにしてゆくこととする。

比較の対象は、熊本県内の平均値や、県内の郡部平均、球磨郡内の平均値及び全国の中球磨地域と類似規模町村の平均値などである。

中球磨地域は、5か町村を合わせると、人口18,500人程度、面積150km2程度となるが、比較の対象とした全国の中球磨地域と類似規模町村とは、この中球磨地域の人口・面積の数値がほぼ中間値となる人口17,000人〜20,000人で、かつ、面積が100〜200km2の21団体である(図表2-1)。

 

図表2-1 人口17,000〜20,000人で面積100〜200km2の町村

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資料:週刊東洋経済「地域経済総覧2000」より作成

 

1 概況

(1) 中球磨地域の概要

中球磨地域は、熊本県の南部、人吉・球磨地域の中央部にあり、上村、免田町、岡原村、須恵村、深田村の1町4村で構成されている(図表序-1参照)。面積は合わせて15,949haとなり、合併後は県内で15番目の広さとなる。

 

 

 

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