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・長期にわたる維持・管理のためのシステムの開発(100年対応)

・動揺、温度変化、騒音・振動の伝播などを予測し、施設の性能確保システムを整備

・環境影響評価手法のとりまとめ

2.メガフロート実験施設フェーズII……フェーズIの研究成果を取り入れ、長さ1,000mの浮体空港モデルを製作し、飛行機の離発着に関する以下のような研究開発を行う。

・大型旅客記の離発着可能なメガフロート空港の設計・建設に関する研究

・空港機能シミュレーションプログラムの開発

・着陸用計器の実証実験

・実際の飛行機の離着陸試験(飛行機の計器の作動やパイロットの操縦感覚などの実証)

・メガフロートの生物付着に関する研究

資料)いずれもメガフロート技術組合の「MEGA-FLOAT(超大型浮体式海洋構造物)」より作成

 

(1) 建設費用積算の条件

メガフロートの建設費用は、自然環境条件、浮体構造物自体の条件、荷重条件、耐用年数、係留船舶の大きさ、係留施設、連絡橋に関して以下のような前提を置いて算出する。

 

ア 自然環境条件

・自然条件については、以下に示すように、「大規模浮体構造物の研究……設計技術分科会報告」(平成9年7月、(財)沿岸開発技術センター及びマリンフロート推進機構)における設定を前提とする(図表2-1)。すなわち、同研究は、本調査研究の対象地域と類似の条件を有する内海の静穏海域における自然条件を前提としていることから、これを前提とすることは妥当と考えられる。そして、この自然条件を目安にして対処しうる強度のものとして想定する。

 

 

 

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