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4 実現に向けての方策の提案

 

ここでは、前節に挙げた基本姿勢のもとで、シナリオに基づき、パートナーシップによるまちづくりを実現するための段階的な取組みの方策を提案する。このうち(1)から(4)までの四つの取組みについては、(6)で年次計画として提案する。すなわち、この年次計画は、取組みの方策を計画的かつ段階的に実行するためのみちすじを示したアクションプログラムである。

 

(1) 行政のまちづくりスタンスの周知と基礎調査の充実

○池田市総合計画(第5次)に基づく「文化的な都市空間の創出」、「ふるさと文化の保護・醸成」に関する市のスタンスや本報告書のまちの将来目標像や取組み姿勢を地域住民と共有できるよう情報の発信に努める。このため、広報をはじめ、ホームページでの情報公開、マスメディアを使ったプロモーションなどを検討していく。

 

○歴史・文化資源に関しては、調査対象地域について一定の調査は行われているが、更に他地域も含めて専門的な調査を充実し、保存状況や文化財的な価値なども含めたリストの作成や一元的な管理に努める。

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(2) 市民・市職員の意識の醸成

○市民・地域住民や行政職員などが旧池田地域の歴史や文化に関する知識を習得し、関心をもつようにするため、また、「住民参加・住民主導」のまちづくりに対する理解を深めるため、講演会・研修会・先進地見学会・まちづくり塾・イベント(シンポジウム、フォーラム、お宝拝見会)などを開催し、参加を呼びかける。

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