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「危険物の安全運送に関する講習会」テキスト

 事業名 危険物の危険性評価に関する講習
 団体名 日本海事検定協会 注目度注目度5


2.4.1 個品運送における危険物

前述のごとく個品運送における危険物は、安全面からの危険物と海洋汚染面からの危険物とに分けられる。

2.4.1.1 安全面からの危険物かどうかの確認方法と手続き

危規則では「危険物」を次のように分類している。この分類は「危険物輸送に関する国連勧告」及び「国際海上危険物規程(IMO・IMDGコード)」の分類と同じである。

1) 火薬類(クラス1、別表第1) 6) 引火性液体類(クラス3、別表第5)

2) 高圧ガス(クラス2、別表第2) 7) 可燃性物質類(クラス4、別表第6)

3) 腐しょく性物質(クラス8、別表第3) 8) 酸化性物質類(クラス5、別表第7)

4) 毒物類(クラス6、別表第4) 9) 有害性物質 (クラス9、別表第8)

5) 放射性物質等(クラス7、別告示)

また、どのような物質が危険物に該当するかは危規則第2条にそれぞれの分類ごとに定義されているが、具体的には危告示別表第1~第8(放射性物質等を除く。)に品名が示されている。

なお、「放射性物質等」は上記によらず「危規則」及び「船舶による放射性物質等の運送基準の細目等を定める告示」に従って運送することになるが、ここでは説明を省略する。

[手順-1]

◎「危告示」別表第1〜第8に品名が記載されているかどうかを確認する。

〔注意事項〕

品名が記載されていない場合は「非危険物」と思われがちであるが、これは間違いである。「危告示」の各別表には「その他の腐しょく性物質(他の危険性を有しないもの))等の品名(以下「その他の危険物」という。)があるので、「その他の危険物」にも該当しないことが確認されてはじめて「非危険物」となる。従って危険物に該当するおそれのある場合は、必ず次の〔手順-2〕で確認すること。

[手順-2]

◎運輸省通達海査第339号により「危険物」に該当するかどうかを確認する。

海査第339号は「危告示」別表第1、別表第3から第8の備考に容器等級等の決定方法が示されたことに対応して、「危告示」別表の「その他の危険物」に該当するか否かを評価し、該当する場合はその容器等級を決定するための試験法の詳細手順等を定めたものである。巻末資料2に「試験法と判定基準の概要」を示したが、詳細は「海査第339号」又は「物質の危険性評価の試験方法及び判定基準の解説」[(社)日本海事検定協会発行]を参照されたい。

[手順-3]

◎「その他の危険物」に該当した場合には、使用する「容器及び包装」については次の2つの場合がある。

イ. 別表第1から第8までの容器及び包装欄に、品名が明記されている危険物の場合と同様に使用が許可される容器・包装の種類が記載されている場合は、それらを使用する。

[例] その他の腐しょく性物質(固体)(他の危険性を有しないもの) : 「小型容器2又は中型容器」

 

 

 

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