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5. 新交通システムの研究

がらりと話は変わって、車の使い方をうまくやって何とか炭酸ガスの排出を抑制できないか、あるいは普及の難しいバッテリー、電気自動車を普及させられないかということで、新しい交通システムをいろいろ模索しております。これを私どもは、ICVSと呼んでおります。

これは自動車をコミュニティーで共同利用するという概念です。共同利用するということはどういうことかといいますと、例えば駅がございます。町がございます。自宅がございます。あるいはオフィスがございます。この中を人がいろいろ移動するわけですが、交通手段を共同運用する、それも電気自動車でやりたい、あるいはもっと小型な電気で走る椅子みたいなもの、あるいは自転車みたいなものでもいい、こういうものを使って、このコミュニティの中では炭酸ガスの排出量が大変少ない交通システムができないかという試みでございます。

 

ICVS基本コンセプト

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これは栃木県の茂木町にある私どものツインリンクというものでございまして、そこでいろいろ公開実験をやっております。電動アシスト自転車などいろいろな車を移動手段にお乗りいただいて、こんなものですよということの公開実験をやらせていただいております。

 

 

 

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