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鉄道車両内への自転車持ち込みに関するモデル事業調査報告書

 事業名 運輸交通における地球環境問題に関する調査研究
 団体名 交通エコロジー・モビリティ財団 注目度注目度5


(6) 山崎雄士・長崎県田平町長(松浦鉄道)

近距離の移動では自動車を捨て、自転車のペダルをこごう

 

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−長崎県田平町は九州本土の最西北端に位置し、町のほぼ中央には松浦鉄道たびら平戸駅という「日本最西端の駅」がある。

山崎 田平町は、魏志倭人伝に登場する「末廬国(まつらこく)」であったともいわれ、アジア大陸に近いという地理的要因により、古代・日本文化の起源を探る上で重要な位置にあるとされる。実際、田平町内には旧石器時代や縄文時代の遺跡、前方後円墳などが点在している。

一方、たびら平戸口の駅前には「日本最西端の駅」の記念碑があり、そこは観光客の絶好の記念撮影スポットだ。また駅長印を押した「日本最西端の駅訪問証明書」を発行、鉄道マニアの間で人気を集めている。

このほか、海をはさんでお隣の平戸市とは全長665メートルの吊り橋「平戸大橋」で結ばれている。この橋は町のシンボル的存在であり、田平町と平戸市との交通の動脈だ。

−そうした特色をもつ地域で、今回、松浦鉄道による自転車持ち込みモデル事業が行われたわけだが、同事業への評価は。

山崎 自転車の列車への持ち込みは、地球温暖化の防止に役立つとともに、汗をかきながらの「体験型観光」にもつながる。その意味で非常にいい事業だと思う。

自転車持ち込みをより普及させるため「車を捨て、ペダルをこごう」というキャッチフレーズを提案したい。これにより、遠距離の線的移動は自動車・鉄道、近距離の面的移動は自転車というような交通体系が確立すれば、環境保全の面で大きなプラスになる。

−田平町での自転車の利用状況は。

山崎 観光を目的とした自転車利用に限っていえば、町内には自転車で回れる観光地がたくさんあるので、自転車利用の潜在的ニーズは大きいと思う。現実には町内に自転車で走りにくい坂道があったり、手軽な貸し自転車屋がないなどの問題もあるが、今後は体験型観光のために自転車利用を促進すべきと考えている。

−町長ご自身の「自転車体験」は。

山崎 ふだんは車中心の生活だが、昨年、オランダのある町を旅行した時に、ホテルで自転車を借りて近辺を見て回ったことがある。とくにこれといった観光施設もなく、素朴な海岸の町だったが、自転車でのんびりと見物できて楽しかった。

特定の目的なしに、気の向くままに自転車であちこちを回ると、本当に気分がリフレッシュされる。これは自分で体験してみての実感だ。わが町でも、旅館やホテルなどで無料の自転車貸し出しをやってみたらいいと思っている。

 

 

 

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