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試験モードおよび手順をガソリン車について図3.8(a)に、ディーゼル車について図3.8(b)に示す。試験は、同一モードを3回繰り返し運転し、同一モード間のアイドリング時間を変更(5秒〜5分)して行った。最初のモード間はエンジンはアイドリング状態で、次のモード間はエンジンを停止して排出ガス等を測定した。

また、ディーゼル車や燃料噴射式ガソリン車においては、エンジンが暖まっている場合は、オーナーズマニュアル等にアクセルを踏まずにエンジンを始動するよう記載されているが、アクセルを踏んだ状態でエンジンを始動すると、排出ガスや燃費にどのように影響するかについても調査した。なお、アクセル操作とはアクセルペダルを約1/2ストローク踏み込んだ状態でエンジンを始動した場合を意味する。

 

(2) 実走行時でのアイドリングストップが排出ガスおよび燃費に及ぼす影響調査

種々のアイドリング時間が存在する実走行時でのアイドリングストップが排出ガスおよび燃費に及ぼす影響を検討することを目的とするため、ある時間以上のアイドリングに対してアイドリングストップした場合と、しない場合について試験を行い、その効果を排出ガスおよび燃料消費量について求めた。

試験条件は下記の通り。

・走行モード:都市内実走行モード(JARIモード)3種類(平均車速:約9km/h以下、約15km/h、約27km/h)

・走行モード中のアイドリングストップ対象時間:10秒以上、20秒以上、30秒以上

・発進操作等を考慮して、発進5秒前にエンジンを始動する。

・再始動時には、アクセル操作(アクセルを踏んだ状態)を行わない。

・試験中は、エアコンを作動しない。

ガソリン車に用いた走行パターンを図3.9(a)に、ディーゼル車に用いたものを図3.9(b)に示す。これはガソリン乗用車、ガソリン軽貨物車、2トン積み、4トン積みおよび10トン積みディーゼル貨物車の合計5台の車両を用いた東京都内の走行実態調査から、排出ガスや燃費に影響を及ぼす因子(アイドリング時間分布、速度・加速度分布等)を考慮して平均車速別、車種別、道路種別に作成された都市内を代表する走行モードである9)-11)

 

 

 

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