平成10年度に当財団が実施した事業を紹介します。
モビリティ事業
高齢者や障害者の方々にやさしい交通を。
●普及啓発
1. 交通ボランティア育成講座「Let'Sおでかけサポーター」
鉄道駅において、目の不自由な方、車いす利用者に対し、親切に手をさしのべるようなボランティア活動のあり方について、次のような体験会を実施しました。
障害のある方々など移動の困難な人を見かけたときに「お手伝いしましょうか」とごく自然に一声掛けられるように、障害のある方々とのふれあいや、介助の実体験を通じて、移動の困難さを理解してもらい心のバリアフリーを推進しました。
〈講座の内容〉
1. 日時・場所
◎首都圏 平成11年1月23日(土)
西武新宿線「航空公園駅」及びその周辺(参加者55名)
◎関西圏 平成11年2月13日(土)
神戸港中突堤中央ターミナル及びその周辺(参加者43名)
2. 体験内容
1] 車いすのサポート・・・車いす利用者の介助、車イスを運んだり、自分が乗ってみる体験。
2] 目の不自由な人のサポート・・・サポートの方法、アイマスクをして歩く体験。
3] アイメイトを利用する人のサポート・・・アイメイト(盲導犬)を知り、アイマスクをして歩く体験。
2. 乗り降りらくらくバス普及セミナーの開催
平成10年11月6日静岡県浜松駅前「フォルテ」、12月9日東京「船の科学館」において、ノンステップバス・福祉タクシーの普及促進セミナーを開催しました。(詳細はエコモ3号に掲載)
3. 高齢者・障害者の移動円滑化を推進する啓発ポスターの掲示や情報誌「エコモ」の発行