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(c) 階段部

上記以外のケースとして階段部での旅客の行動が考えられる。

階段部からホーム上の移動に移るとき、1]旅客の移動は階段部歩行時と同一方向への移動、2]線路側への移動、3]階段部歩行時と反対方向への移動となる。

1]階段部歩行時と反対方向への移動、2]線路側への移動においては、線路と直角方向への移動が一部伴うことになる。

このホームドアの直角方向への移動時に後ろから押された場合、次の点が乗換こ線橋などとは異なる。

・ホームドア方向への移動距離は比較的短く、旅客が乗換こ線橋のように同一方向に連続して移動している状態ではなく、荷重の集中程度は乗換こ線橋の突き当たり面で想定されるほどは集中しないものと考えられる。

・後ろから押された状態が生じても、移動距離が比較的短いことから、後ろの人が気づかないことは起きにくいものと考えられる。

このため、ホームドア方向への移動においては、「橋上駅設計指針」や「乗換こ線橋設計指針」における突き当たり面で想定されるほどの危険はないと考えられる。

 

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図2.2.1-1 階段部での旅客の移動

 

以上から、腰丈式ホームドアは旅客の行動からは側圧を受けるものとして扱えるものと考えられる。

 

 

 

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