6. 自由意見
海上輸送を活用した物流の効率化に向けて本アンケート調査において挙げられた意見・要望は以下の通りである。
■フェリーダイヤの見直し
○大阪〜宮崎航路を利用しているが、大阪からの貨物については、翌日の朝一番の荷物が多い。最低でも午前7時には宮崎港に到着できるようにしていただければ、フェリーの利用は増えると思う。(宮崎県)
○宮崎港発のフェリーについて、出発時刻を現在よりも遅くしていただきたい。(宮崎県)
○宮崎県内の各港湾の到着貨物については、各港から半径100キロ以内の地域に午前9時に配送が可能となるように到着していることが望ましい。(宮崎県)
○油津港について、午前6時以前の到着であれば、志布志、谷山方面の荷主のニーズにも対応できる。(鹿児島県)
■港湾へのアクセス条件の整備
○宮崎港、細島港へのアクセス道路を整備していただきたい。(宮崎県)
○東九州自動車道の早期完成を希望する。(宮崎県)
○高速道の整備は重要だが、料金負担の面で問題がある。(宮崎県)
○当社は関西航路を多く利用しているが、宮崎県の港湾についてはアクセスに時間がかかるために、主に北九州港を利用している。(熊本県)
■輸送コストの削減
○週40時間労働の実現に向けてフェリー輸送を試みているが、荷物の運賃が下がる一方で、フェリー代金がかさみ、悪循環になっている。フェリー利用料の見直しが可能であれば、宮崎〜大阪航路を増便しても利用をある程度見込むことができると思う。(宮崎県)
○宮崎からフェリーを利用する場合、高速道の料金負担が非常に大きくなってしまう。(鹿児島県)。
■帰り荷の確保の必要性
○関東への貨物は確保できているものの、宮崎着の帰り荷が確保できていないために、フェリーを輸送を考えた場合、延岡まで空車回送となってしまうので利用しづらい。(宮崎県)
○宮崎に運ぶ荷物を増やすためには、まず、宮崎県内の市場が大きくする必要があるが、これについては行政が対策を講じるべきではないだろうか。(宮崎県)