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(2)産業構造・就業構造

1]産業構造

調査対象4県の県内総生産の合計は約16兆円であり、九州全体の42%を占めている。県別にみると、熊本県、鹿児島県、大分県が10〜13%であるのに対し、宮崎県は7.3%とやや経済規模が小さい。

 

表2-1-2 調査対象4県の県内総生産(1995年度)

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資料)平成10年度版県民経済計算年報(経済企画庁)より(株)三和総合研究所作成

 

産業別構成比をみると、調査対象4県は、全国と比較して「農林水産業」のウェイトが大きい(6.0%。全国は1.7%)点が特徴である。特に、宮崎県は大きく8.4%となっている。

一方、「製造業」については、調査対象4県は全国(26.1%)に比べて小さく、20.5%である。4県の中では鹿児島県(15.1%)、宮崎県(17.2%)が小さくなっている。

また、「卸売・小売業」についても、調査対象4県の構成比は13.7%と、全国(15.4%)に比べて小さい。ただし、熊本県は、全国とほぼ同じ15.3%である。

「運輸・通信業」は、調査対象4県・全国共に7.7%であるが、鹿児島県が9.7%と高い。

 

図2-1-2 調査対象4県の経済活動別県内総生産(1995年度)

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資料)平成10年度版県民経済計算年報(経済企画庁)より(株)三和総合研究所作成

 

 

 

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