日本財団 図書館


(3) 2列以後の者は、順次前の者に正しく重なって前の者のかかとから自己のかかとまで約1メートルの距離をとり、次に最右(左)翼の者を除き全員頭を右(左)に向けて右(左)の方に整とんすること。

2. 片手間隔による横隊の整とんは、号令「片手間隔右(左)へ─ならえ」により、次の各号に掲げるところに従って行なうものとする。

(1) 各列最左翼の者を除き全員左腕を手のひらを下にして真横に水平に上げる。

(2) 最前列の者は、最右(左)翼の者を除き全員頭を右(左)に向けて最右(左)翼の者を準備として右肩が右の者の指先に軽く触れるように間隔をとり、右(左)の方に整とんすること。

(3) 第2列以後の者は、順次前の者に正しく重なって前の者のかかとから自己のかかとまで約1メートルの距離をとり、次に、最右(左)翼の者を除き全員を右(左)に向けて右(左)の方に整とんすること。

3. 両手間隔、手旗間隔等の間隔による横隊の整とんは、号令「○○間隔右(左)へ─ならえ」により、前項各号に順じて行なうものとする。

4. 前各項の整とんが終わったときは、号令「なおれ」により、基本の姿勢に復する。

 

(横隊の開閉)

第20条 横隊における各人の左右の間隔又は前後の距離を開く(つめる)場合は、それぞれ号令「○○間隔に開け(つめ)」又は「距離○○に開け(つめ)」により、最前列最右翼の者を基準として開く(つめる)ものとする。ただし、号令の前に基準となる者の指示が行われたときは、その者を基準とする。

 

(横隊の集合)

第21条 横隊の集合は、各号「集まれ」により、次の各号に掲げるところに従って行なうものとする。

(1) 最前列最右翼の者は、指揮者の約6歩前に正しく面して位置すること。

(2) その他の者は、最前列最右翼の者を基準としてすみやかに2列横隊を作り右の方に片ひじ間隔による横隊の整とんを行なうこと。ただし、号令の前に列数又は各人の左右の間隔若しくは前後の距離について指示が行われたときは、これに従うこと。

(3) 整とんが終わったときは、最前列及び各列最右翼の者から順次基本の姿勢に復すること。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION