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図表II-3-2 シンガポール港運営(株)が管理しているコンテナ・ターミナルの配置図)

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出所:PSA Annual Report

 

今後、同社は70億シンガポールドルを超える設備投資を行い、同ターミナルに26のバースを建設するとともに、年間コンテナ取扱量1,800万TEUの可能能力を備える。同ターミナルを利用しているのは、COSCO、Samudera(地元フィーダー船社)、Wan Hai Linesの三社である。

 

(2) 荷役量の推移

図表II-3-3はシンガポールの港全体のカーゴ取扱量の推移、図表II-3-4はブラニ・ターミナル、ケッペル・ターミナル、タンジョン・パガール・ターミナルにおける一般貨物・バルクカーゴ・コンテナの取扱量の推移、図表II-3-5はパシール・パンジャンにおける一般貨物・コンテナ取扱量の推移を示している。

 

(3) 財務状況の推移

1981年から1997年9月までの港湾庁(PSA)の財務状況は、図表II-3-6のとおりである。棒グラフは、上から順に経常利益、経常費用、経常利益、1987年現在価値での付加価値の推移を示す。前年比伸び率のパターンを経常収入、経常費用、経常利益について時系列でみると、経常収入については87年から88年、90年から91年、94年から95年にかけて17%から20%程度の大きな伸びを示し、その後低下している。経常費用については、88年から94年まで伸び続け、その後は低下している。経常利益は、88年の伸び率をピークとして92年まで低下を続け、93年から95年にかけて再び増加して95年から急に減少している。

 

 

 

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