(11) 夜間航行に際しては、より厳重に周囲の見張りを行うとともとに、灯台、灯標、著名物標等を確認し、更に海図で位置を確かめながら航行すること。
また、昼間のうちに、海上での工事・作業場所や漁業施設の設置状況等を把握しておき、海図へ記入することも有効な手段です。これらの状況が把握できていないと、プロペラに漁綱を絡ませたり、護岸へ衝突するといった事故と招くことになります。
(12) 自動操舵装置を使用している場合は、自船の位置を確認しながら航行すること。
自動操陀装置は、風向や潮流の影響を補正しながらコースを航行するように設計されてはいません。自船の位置を確認せず、装置にまかせたままにしておくと、当初定めたコースより風潮下側のコースを航行していたり、ともすれば衝突、座礁などの海難の原因となります。
(13) 事故の発生等緊急時に備えて無線設備、携帯電話等の連絡手段を確保しておくとともに、目的地、入港時間等の航海計画を関係者に知らせておくこと。
出港前には、無線機の通信テストや携帯電話の通話可能範囲か否か、忘れずに確認しましましょう。
(14) 入港後は、船が流出して他の船舶の航行障害にならないよう、また、遭難の誤解を招かないようにしっかりと係留するとともに、雨水や波の打ち込みを防止するためハッチなどの開口部は確実に閉鎖し、関係者に必ず入港の連絡をしておくこと。
この他、当庁のパンフレット「海難0へのチェックポイント」でも海難防止の基本的な注意事項が記載されていますので、活用して下さい。皆さんが安全に楽しく、プレジャーボート等の運航にあたっていただけるよう願っております。
また、当庁としては「海難ゼロへの願い」をスローガンに、安全思想の普及・啓蒙を中心にプレジャーボート等の安全対策を充実・強化していくこととしております。
5. 海の事件・事故の電話による連絡は、次の番号へお願いします。
第四管区海上保安本部 052-651-4999
又はフリーダイヤル 0120-499950
名古屋海上保安部 052-661-4999
四日市海上保安部 0593-53-4999
鳥羽海上保安部 0599-26-4999
尾鷲海上保安部 05972-2-4999
衣浦海上保安署 0569-22-4999
蒲郡海上保安署 0533-68-4999
鳥羽海上保安部浜島分室 05995-3-0300