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(エ) バディ・システムを徹底しよう。

お互いが常に視界内に入っている状況で行動しましょう。万一見失った場合に備えて、音響信号、浮上後の行動について打ち合わせておきましょう。

 

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(オ) 残圧をこまめにチェックしよう。

ボンベの空気は生命線です。常に残圧をチェックしておくことがエアー切れを起こさないために必要なことです。

 

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(カ) 潜水環境の変化に注意しましょう。

海草の動き等に注意して潮流の向き、強さを常に把握しておきましょう。流れが強くなっているようなら、早めにダイビングを止めましょう。コンパスは勿論、海底の岩等の目印、砂紋、潮の流れ、太陽光線の向き等あらゆる手段を使って自分の位置を常に把握しておきましょう。

 

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(キ) ダイビング終了後も安全確認を励行しよう。減圧症はその90%が浮上後2時間以内に発生しています。浮上したからといってもダイビングが終了した訳ではありません。

 

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(ク) ダイビング終了後、高地、高所のルートを通過する場合や航空機に乗る場合には、潜水の深度、休養の時間等に応じた余裕のある旅行計画を立てるようにしましよう。

 

潜水後の飛行機搭乗もしくは高地へのドライブの推奨事項

ダイビング後に300〜2400mの高地に、飛行機で行く、あるいはドライブする場合には、以下の推奨手順に従うこと。(減圧症の症状がないときに限る。)

1. 無減圧潜水を1〜2日した後

合計潜水時間が2時間以内→12時間

2時間以上→24時間待ちましょう。

2. 2日間を越す場合、あるいは緊急減圧停止を必要とするダイビング後は24時間待ちましょう。

 

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(出所:(財)日本海洋レジャー安全・振興協会「SAFETY & GOODMANNERS FOR DIVING」)

 

 

 

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