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5. 用語

5.1 定義

5.1.1 吸着材 吸収あるいは吸着またはこの両方のメカニズムによって、油及び油状液体を回収するために用いられる材料。

5.1.2 吸着 補足された物質が吸着材の表面に分配付着されるプロセス

5.1.3 吸収 補足された物質が吸収材の中にまで分配吸収されるプロセス

 

5.2 この試験法で用いられる特別な用語の説明

5.2.1 油 水の上に浮き、一般に表面張力が40×10-3N/m、密度が1g/cm3未満であり、実質的に水に混合しにくい有機液体。

 

5.2.2 タイプI型吸着材(ロール、シート、パッド、ブランケット、ウエブ型)

長さと幅が厚さよりもはるかに大きい材料で、線形であり、また飽和状態でも不飽和状態でも取り扱うのに十分な強度があるもの。

5.2.3 タイプII型吸着材(ルース型)

十分な形や強度がなく、ふるいやこし器等の器具を用いなければ取り扱えない、固化していない粒子材料。

5.2.4 タイプIII型吸着材(封入型)

5.2.4.1 タイプIIIa型吸着材(ピロー型)

油に対し透過性があるが、吸着材をその内部に実質的に保持できるように十分に小さい隙間のある外部繊維または網目構造に封入された吸着材。

5.2.4.2 タイプIIIb型吸着材(ブーム型)

油に対し透過性があるが吸着材をその内部に実質的に保持できるように十分に小さい隙間のある外部繊維または網目構造に封入された吸着材。縦の寸法が実質的に他の寸法より長く、縦方向に強度の大きい部材が通っている。ブームには端部どうしを接合するための接続部がある。

5.2.5 タイプIV型吸着材(塊状集積型)

高粘度の油が侵入するのをごくわずかしか妨げない開放構造を有するより糸、開放網目構造、あるいはその他の物理的形態の集合体。

通常、一般に絶対粘度が10,000cP(密度が1.0ならば動粘度10,000cSt)以上の高粘度油に使用される。高粘度油はこの構造内に保持され、油/構造複合体として取り扱うことができる。

5.2.6 再使用

ローラーにかけるかあるいはその他の圧搾技術によって吸着材から吸着液体を抽出する技術により、再使用できる。

5.2.7 回収効率(削除)

 

 

 

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