3) 技術セミナーの感想について
「満足」が約7割と最も多く、「まあまあ」を入れると回答者のほとんどが今回のセミナーを有意義であったと評価している。
4) 開催時期について
展示会時期以外の希望が多かったものの、展示会時期を希望も1割程度あった。なお、今回「ポセドニア展示会」の会期中にセミナーを開催することに対し、Union of Greek Shipowners(現地後援機関として協力要請した団体)及び一部の現地海事関係者からセミナーの開催期日の延期要望があったことから、受講者の考え方を把握するために設問したものである。
5) 日本製舶用機械について
日本製舶用機械を使ったことがあると回答した者が約7割強もいたが、ここでも品質、信頼性を高く評価しているが、アフターサービスは悪いという結果であった。
アンケート結果を見る限りでは、今回の技術セミナーは現地関係者に強いインパクトを与えたことが如実に伺える。また、「展示会などで忙しくて参加できない。」「来年も是非セミナーを開催して欲しい。」といったレターも多数寄せられるなど、日本の舶用工業に寄せる関心の深さが見られるなど、今回の欧州で初めての技術セミナーは着実に成果をあげることができたと確信している。
(3) セミナー委員、講師等へのアンケート
1) 質問及び回答。
設問1. 貴社の技術セミナーへの参加目的
○ 自社の製品、特に新商品についての、特徴・技術を幅広く知っていただき、願わくは、販売促進に結びつける為。また、日本の舶用工業界全体の活性化に寄与するため。
○ 新市場開拓。
○ 新商品のPR。新規顧客へのPR。
○ 会社の信用向上。社名の浸透(社名変更に伴う)。
○ 海外の船主造船関係者へ新製品・新技術を紹介することにより、市場開拓、販路拡大を図る。技術者の海外プレゼンテーションの養成。人脈構築。
○ 技術開発のコンセプト紹介。
○ 業界への貢献。
○ 各国の海運・造船等の関係者と幅広く交流を図り、我が国のグローバル化にも寄与する。
設問2. 貴社の技術セミナー事業への参加を決定する理由
○ 発表出来るテーマがある限り、ごく当然のこととして参加を決定している。
○ 開催国に於ける当社製品販路拡大の可能性の有無。
○ 開催場所。参加者の層。
○ 場所、時期に関係なく毎年参加。製品の知名度、技術力を広めるのに良い機会としてとらえている。