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6) 東西回廊整備の検討に関する提案

* 東西回廊の整備は、インドシナ地域の国々、特に内陸国であるラオスにとって、重要かつ必要な検討課題です。

* ラオスやタイ東北部の各県から、中部ヴィエトナムの海港を経由して東北アジア諸国へのルートで貨物の輸出入やトランジットを行なえば、バンコクの港を経由するより距離にして1,200マイル短縮できます。

* ただし、東西回廊の利点を生かすには、港、道路、橋(特にメコン川を超えラオスとタイを結ぶ橋)などのインフラ施設、その他の下部施設(バース、ターミナルなど)を一体的に整備する必要があります。

* この事業を成功させるためには、ヴィエトナム、ラオス、タイ、カンボディアが緊密に協力を進めると同時に、日本政府からは資金援助や技術指導が必要と考えています。

* インドシナ地域全般、特にヴィエトナムの成功と繁栄のためには、協力して東西回廊の調査・検討と建設を進めていくことが必要不可欠です。これにより、インドシナ地域の国々の経済発展と全体的協力関係のみならず、インドシナ地域と世界との関係をも強化、促進するでしょう。

この会議の成功を心より願っております。

 

 

 

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