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2. セミナー講演録

 

2.1 開会挨拶

 

(1) ヴィエトナム交通運輸省 グエン・ヴィエト・ティエン次官

社団法人海外運輸協力協会小和田統理事長、在ヴィエトナム日本大使館高橋邦夫臨時代理大使、ご列席の皆様。

ヴィエトナム交通運輸省を代表して、今回ハノイで開催されることになりました「インドシナ東西回廊整備セミナー」への皆様の参加を心より歓迎致します。

現在、地域的または国際的国家の協力と統合が進んでおります。国際的貨客輸送需要が増大しつつあります。そのため、それぞれの国のネットワークはその他の地域国家と結びついています。

インドシナ半島の地理的条件は輸送ネットワークの発達に適しています。3,200km以上の海岸線を持つヴィエトナムは国際的な深水港を整備するのに適しています。その上、ヴェトナムには、ラオス、ミャンマー、カンボジア北部、タイ東北部などの内陸部とヴィエトナムの港を結びつける多くの道路や鉄道が整備されております。これらの道路、鉄道、港は物流戦略上重要な太平洋での、ひいては北アジアや北アメリカの先進国への回廊、あるいはルートとなっております。

もし、我々がタイムリーに東西回廊の整備に投資すれば、この地域の国々に多大な経済効果をもたらすでしょう。

今回ハノイで開催される東西回廊整備セミナーでは、ラオス、カンボジア、タイ、ヴィエトナムの代表者と日本のコンサルタントから、東西回廊整備問題についてのご意見をお伺いしたいと思います。

このセミナーを通して、東西回廊整備の戦略と関係国間の協力計画を策定できることを希望しています。

ヴィエトナム運輸省を代表致しまして、このセミナーを企画してくださった(社)海外運輸協力協会(JTCA)、日本運輸省、日本大使館の関係者の皆様のご協力に心より感謝致します。また、カンボジア、ラオス、タイの代表者の方々、並びに、このセミナーに関する報道をするための報道機関及び当地の関係者の方々に感謝の意を表したいと思います。

ここにインドシナ東西回廊セミナーの開会を宣言致します。

このセミナーが実りあるものとなることを念願致します。

ご静聴ありがとうございました。

 

 

 

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