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(4)漁業事情
 マダガスカルの漁業は、湖沼、河川の淡水漁業、外洋ではインド洋沿岸、ラグーンなどで海洋漁業が行われている。
 国内の漁民による組織的な海洋漁業は殆どなく、大部分は外資系企業、主として日本の大手漁業会社がトアマシナ港、マジャンガ港、ノッシベ港、アンビロベ港などに漁業基地、マグロ漁業基地、カツオ漁業基地を設けて活動している。
 マダガスカル政府は、自国漁業の開発を図るため、フランス、日本などからの資金・技術援助を受けて漁業協同組合を拡充すると共に、漁船の近代化・増強、冷凍設備や運搬設備の改善に努めている。
 漁船保有量、漁獲量は年々順調に増加してきている。魚類の輸出も年々増加しており、全輸出額の約20%を占めるに至り、貴重な外貨獲得源となっている。

 

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