(3)造船事情
現在、ナイジェリアにある造船所としては、Nigerdock社1社である。
この他には、ポート・ハーコート港とカラバー港内にスリップ・ウェー(能力600DWT)各1基がある。
(4)漁業事情
ナイジェリアの漁業は、政府の開発計画に基づき海水、淡水、養殖漁業の振興が積極的に推進されている。
従来、沿海漁業、チャード湖における淡水漁業などの原始的漁業が中心であったが、近年日本漁業会社との協力によってトロール漁業も活発化してきている。
ギニア湾一帯の海域は、日本をはじめロシア、東欧諸国の漁船の出漁も多く、とくにエビ漁が注目を集めている。
ナイジェリアの年間漁獲高は、1995年は約37万トンである。
ナイジェリアの保有漁船(100G/丁以上の鋼造船、主としてトロール船)は、80年には僅か34隻、4,590G/Tであったが、97年までに171隻、40,690G/T(平均船齢16年)に増強されている。
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