(3)造船事情
タンザニアには、鋼造船の建造可能な造船所はない。
船舶修繕施設としては、ダル・エス・サラーム港内に港湾局所有の小型スリップ・ウェー(能力100トン)1基、タンガ港内にも小規模の修理設備があり、それぞれ小修理を行っている。
(4)漁業事情
タンザニアの漁業は、ビクトリア湖などの湖水、河川における淡水漁業が主である。
海洋漁業はインド洋における沿海漁業があるのみである。
タンザニアは、水産資源の豊富なインド洋に面しているが、漁業はあまり発達していない。
漁獲量は、年間30〜40万トンで推移しており、うち約15%が沿岸漁業によるものである。
タンザニア政府は、国連の援助指導の下に国営漁業開発会社を設立し、インド洋におけるイワシ、マグロ漁業の開発に努めている。
保有漁船も1995年に増強され、88年の4隻、911G/Tに対し、97年は10隻、2,753G/Tと3倍に増加している。
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