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(3)造船事情
 現在ギニアには鋼造船を建造する造船所はない。
 小型の木造船の建造・修理が可能な設備がある程度である。

(4)漁業事情
 ギニアの領海は水産資源が豊富であるが、漁獲量は規模が小さい。
 1987年の漁獲量35,000トンに対し、1995年は倍増しているものの約70,000トンに過ぎない。
 ギニアにおける魚介類の需要は、主としてフランス、ポルトガル、アメリカなど外国から移住してきた白人を対象にしており、一般住民の魚類消費量は少ない。
 政府は、海外からの援助を得て、コナクリに漁業基地を建設し、漁業開発に努力している。

 ギニアの保有漁船(100G/T以上の鋼造漁船)は、1997年末現在20隻、5,866G/Tで、その平均船齢は24年である。
 その他は、100G/T以下の小型鋼造漁船や小型の木造漁船である。

 

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