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(3)造船事情

(4)漁業事情
 ガーナ人は動物蛋白栄養源を、主として魚類に依存しているため、漁業は盛んである。
 魚類の国内需要は年間約20万トンであり、また漁獲物の一部は米国、欧州、日本などにも輸出されている。
 ガーナの漁業は、トロール船などによる近代的漁業と、カヌーによる土着漁業とに区分される。
 土着漁業は、5〜6人乗りのカヌーにより沿岸で主としていわし類を漁獲しているが、約1万数千隻のカヌーの過半数は船外機を装備している。
 ギニア湾沿岸は水産資源が豊富である。
 漁獲される魚種は、近海ものでは、たい、いわし、あじ、にしん、さば、ひらめ、えび、たら、かます、いか、たこなどであり、遠海漁業では、かつお、まぐろなどが多い。  ガーナの漁業は国営と民営に大別される。
 国営ではState Fishing Corporationがあり、民営の大手漁業会社としてはMankoadze Fisheries Ltd., Ocean Fisheries Ltd., Afko Fisheries (Ghana) Co. Ltd., Ghako Fisheries Co Ltd., Spaghan Fishing Co. Ltd. などが主なものである。
 漁船数は、木造船のカヌー約12,000隻、発動機船約500隻、100G/T以上の鋼造漁船が172隻(100,073G/T)である。
 鋼造漁船は年々増々しており、同国保有船舶の約70%を占めるに至っている。

 

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