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(2) 各航路における管制船舶の通航隻数

表1.4-11に各航路における船種別管制船舶通航隻数を示す。

表1.4-11 各航路における管制船舶通航隻数(平成9年)

「海上保安庁資料」より

 

 

1.4.4 船舶交通実態のまとめ

伊良湖水道付近海域は一日約1,000隻の船舶が航行しており、他の狭水道の中でも明石海峡、備讃瀬戸東部に次いで多い。通航船の大きさは100総トン未満が約700隻と約2/3を占めており、3,000総トン以上は1割未満である。船種は全体の約6割が漁船であり、他の狭水道に比べ漁船の航行が多いのが特徴である。漁船は02時〜05時、12時〜15時に交通量が多い。
伊良湖水道航路を航行する船舶は一日約300隻で、約半数が100〜500総トンの船舶であり、3,000総トン以上は約2割である。船種は5割強が貨物船で、約1割が漁船である。通航時間は03時〜06時に北航、17時〜20時に南航のピークがある。
伊良湖水道航路付近での操業漁船は多いときで同時に約100隻が操業していることがあり、操業場所は伊良湖水道航路と伊良湖岬の間の水域が、操業時間は昼間6〜12時が比較的に多い。漁種は大半が一本釣りであるが、網、遊漁も行われている。
伊良湖水道航路の管制船舶は年間約7,200隻で、浦賀水道航路に次いで多い。危険物積載船を含む巨大船は年間約5,000隻で他の航路に比べ巨大船の割合が高い。管制船舶の北航船は04時〜09時、南航船は11時〜12時および16時〜20時にピークがある。

 

 

 

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