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眞鍋 勇(まなべ いさむ)(昭20.8.11生・福岡県北九州市)

昭和48年以来、膨脹式救命いかだや救命設備機器等の整備業務に携わるとともに、安全への積極的取り組みの指導、整備責任者の指導教育等を行い、海上航行の安全に貢献された。

1] 氏は、機器の知識や整備技術に優れているばかりではなく、他の整備関係者や船員等の指導教育を積極的に行っている。また、整備に関する法令関係書、技術書等を良く整備して関係者への的確な指導・助言の用に供しており、日本船舶品質管理協会からの信頼も厚い。

2] 平成4年にGMDSS(全世界的な海上遭難安全システム)サービスステーション制度が導入されることを知ると、SOS及び膨脹式救命いかだの整備等多忙な業務の傍ら、自分が勤める会社が初期の段階においてGMDSSサービスステーションの開設をするよう準備を進めるとともに、九州地区法定船用品整備部会会員各社にも開設するよう積極的に指導して、早期のサービスステーション開設を実現させ、海上における航行の安全の向上に寄与した。

3] 各種講習会等への取り組み

昭和57年に九州整備部会事務局長になってからは、講習会等の企画運営者として、あるいは、企画運営の協力者としてより広範な取り組みをしている。主な講習会等には次のものがある。

・ 九州旅客船協会連合会開催「限定救命艇手資格取得講習会」:講師として成果の向上に尽力

・ 協会が九州地区で開催する「膨脹式救命いかだ整備技術研修会」:技術指導の補佐、運営協力

・ 九州整備部会会員のための「整備主任者会議」:年に1〜2回、法令改正の周知、諸問題の検討

・ 九州運輸局及び船員災害防止協会の要請で協会開催「船員に対するサバイバル講習会」:毎年本局会場と若松支局会場の2箇所、講師と実技指導(いかだの投下、膨脹試験、火工品の取扱)

4] 昭和56年から地元自治会役員として、子供のスポーツやキャンプ生活の指導、防犯・交通安全指導、公園の清掃等地域活動にも積極的に取り組んでいる。

((社)日本船舶品質管理協会推薦)

 

 

 

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