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フィールド

 

Item of WORLD-GAMES

*このコーナーでは、ワールドゲームの種目を順次紹介しています。

 

JAPAN FLYING DISC ASSOCIATION

 

WORLD FLYING DISC FEDERATION

 

フライングディスク

 

多様な国際公認種目がそろっているのが特徴。世代も国境も超えて楽しめる文部省「生涯スポーツ」認定競技。

 

日本フライングディスク協会は、1975年、名古屋を本部に「日本フリスビー協会」として設立され、フライングディスク競技全10種目の統括組織として活動を開始。その後、東京に本部を移転し、「日本フライングデイスク協会と」名称を変更。また、世界フライングディスク連盟にも日本代表として加盟し、国際交流の促進に努めています。全日本選手権大会の開催や各地での講習会等の事業活動を行い、1992年にはアジア・オセアニア地区で初めての、世界アルティメット&ガッツ選手権大会を開催。傘下に日本学生フライングディスク連盟を組織し、また、支部として現在13の都道府県協会を持ち、さらなる普及に努めています。

 

フライングディスク競技は、その発展の過程で様々な種目が考案されてきました。そのうち、現在10種目が国際組織で公認されています。

【アルティメット】

1チーム7人の2チームが、37m×64mのプレイゾーン(コート)内でディスクをパスしあい、敵方のゴールラインを超えたエンドゾーン内にいる味方にパスが通れば1点。21点を先取したチームが勝者。

【ディスクゴルフ】

ボールの代わりにデイスク、クラブの代わりが自分の腕。パットを決めるのは穴ではなくて、バスケット型の専用ゴール。18ホールを何投でクリアしたか、合計スコアで少ない人が勝者。

【ガッツ】

1チーム5人の2チームが攻守に分かれ、14m離れたライン上で向かい合います。攻撃側が強力なスローで相手のキャッチミスを誘えば一点、守備側は華麗なチームワークを駆使してキャッチすれば一点。一投ごとに攻守が入れ替わり、21点先取したチームが勝者。

【ディスタンス】

ディスクを使った遠投競技。定められた位置からスローし、飛距離を競います。

【ダブルディスクコート(DDC)】

2人1組のチームが、13m四方のコートに1枚のディスクを持って入ります。相手チームのコートとの間隔は17m。合図とともにお互いのコートめがけてスローし、スロー、キャッチのラリーを続け、タイミングを計りながら相手チームに2枚のディスクを持たせた(あるいはコート内に置いた)チームが勝者。

【セルフコートフライト(SCF)】

スローしたディスクを、片手でキャッチするまでの滞空時間を競うMTAと、定められた地点からスローしたディスクを、片手でキャッチするまでの距離を競うTRCの複合競技。ちなみに男子の世界記録は、16.72秒/92.84m、女子は11.47秒/60.02mです。

【ディスカソン】

ディスクを使った「流鏑馬」のような競技。もちろん馬は使いません。約1kmの林間コースに設けた数ヶ所のポイントにデイスクを通しながら走り、ゴールまでのタイムを競います。

【アキュラシー】

地上1mの高さに設けられたターゲット(1辺1.5mの正方形の粋)を、左右各2地点、正面3地点の7ヶ所から狙って4回ずつスローし、計28校のうち何投通過できたかを競う競技。

【フリースタイル】

2〜3人でチームをなし、4〜5分の規定時間内にスロー、キャッチを中心にテクニックを駆使して演技を行い、それらの技術点・芸術点を競います。

 

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このようにフライングディスク競技は、高度な競技スポーツからレクリエーションに適したものまでと種目の幅広さが特徴。大人から子供まで、自分に合った種目を選択して楽しむことができる、まさに生涯スポーツと呼ぶにふさわしい競技です。

 

【問い合わせ】

日本フライングディスク協会

〒125-0062

東京都葛飾区青戸1‐19‐2

TEL/FAX:03(3694)4150

 

My Challenge

マイ・チャレンジ

 

プレッシャーから解放してくれたもの

 

長野パラリンピック

アイスレッジスピードレース

「1000m」銀メダル

加藤正さん

 

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長野パラリンピックには、アイスレッジスピードレースと、スレッジホッケーの2競技に出場しました。大会前から「全メダルに一番近い男」とマスコミに報道され、何とも言いがたいプレッシャーを感じていた上に、私自身、リレハンメル大会から4年間を頑張ってきたのだから、「全メダルが欲しい、いやぜひとも取らなければ」と、自らプレッシャーをかける始末。はっきり言って逃げ出したいとさえ思うこともしばしばでした。ところが大会が始まり、競技がスタートすると、観客の多さに圧倒されると同時に、「こんなにたくさんの人が私を応援してくれている、全メダルを考えるよりもこの状況を楽しもう」と自然に気持ちが切り替わりました。おかげで、リラックスして競技に臨めたのです。

今回は、子供たちをはじめ、多くの人がパラリンピックを見に来てくれました。それが、本当に嬉しかったことです。みなさんの声援が、拍手が力を与えてくれて、選手全員が100%の力を出しきれたんじゃないかと思います。そして実際に競技を見てもらったことで、障害者スポーツに対する先入観がなくなったようにも思うのです。たとえば、私が出場したもう一つの競技、スレッジホッケーに対する見方も、多くの人が健常者のアイスホッケーとは別物と思われていたようです。でも、激しいボディチェック、巧みなボディバランス、闘志あふれるプレーを目のあたりにして、競技スポーツとしてのレベルの高さを実感してもらえたのではないでしょうか。私たちの競技は、あくまでも「勝ち負け」を争うスポーツです。また、そうでなければ、観ている人々に興奮や感動を与えることはできませんから。

すでに4年後のソルトレイク大会に向けての練習はスタートしていますが、もっともっとアイススレッジレースやホッケーの競技人口が増えていってほしいですね。そして国内での激しい競争の中で、もっと強い日本チームを作っていきたい! 4年後には一番いい色のメダルを、と思っています。これからも私たちの競技を注目していてください。

 

秋田大会2001年8月16日〜26日

WG豆知識

ワールドゲームズ

秋田ワールドゲームズ2001組織委員会

 

秋田県の将来を考える民間組織「21委員会」のメンバーを中心に、2001年の第6回ワールドゲームズ大会を秋田で開催しようと「ワールドゲーム秋田招致委員会」が1995年に設立され、県の協力を得て活動を続け、96年10月、秋田開催が決定した。

これを受けて秋田県は、「招致委員会」を「秋田ワールドゲームズ2001組織委員会」に改組。国際ワールドゲームズ協会(IWGA)の規定に従い、大会の準備から開催・運営までの事業を進める組織とした。また、事業活動をスムースに行うため、98年3月には財団法人とした。

秋田県では、生涯スポーツの振興と、県民の健康意識の高揚及び地域振興を大会開催の目的としている。負担を伴う事業であり、今秋には、各競技団体の技術委員による現地調査が行われ、公式競技の会場が決定する。

 

驢馬の目

四月には香港で国際スポーツ情報協会(IASI)のコンフェレンスが開催されたのを機会に、クラーク会長とロシ=モリ理事が来日された。スポーツ情報は大きく、イベントインフォメーション、スポーツサイエンスとスポーツポリシーの三つの分野に分かれる。クラーク氏はスポーツサイエンスの専門家であり、ロシ=モリ氏はスポーツポリシーのCEにおけるSIOメンバーの一人である。すでにスポーツインフォメーションエイジとかスポーツインフォメーションピープルという言葉が日常語となっているスポーツの世界で、日本だけがキックアウトされている感じがする。いや、多くのスポーツ関係者が、興味があるがどうも良く掴めないままでいる。関係団体との懇親会の席でスポーツ情報のメリットはとの問いに、アジアにおけるスポーツ情報のイニシアチブを日本に取ってもらいたいと願っている二人は顔を見合わせた。グローバリゼーションはスポーツ界にとっても急務である。

 

新たにCD-ROM版完成!

SSFスポーツ・フォア・オール プログラム

40歳からの快適スポーツ

 

●117種目の中から、本人の健康・体力レベルに合ったスポーツを紹介するコンピュータソフト。種目の概要・問い合わせ先も紹介しており、スポーツ種目とデータベースとしても利用できる。

●40歳未満を対象としたプログラム「20歳からのチャレンジスポーツ」とあわせてご活用ください。

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提供情報:

1]健康・体力年齢

2]肥満度、運動習慣評価、運動不足度、基礎体力評価、健康度

3]最適スポーツ

4]種目の概要・問い合わせ先

 

仕様:CD-ROM(Windows3.1,95に対応) 定価:30,000円(税込)

 

海外レポートNo.12

 

SSFでは、海外のスポーツ・フォア・オールに関する文献を翻訳し、「海外レポート」としてシリーズで刊行しています。英国スポーツカウンシルが発行したこのレポートは、英国におけるコミュニティスポーツやレクリエーションクラブの設立と運営のためのガイドブックで、スホーツクラブづくりを検討している方にとっては、様々なノウハウが詰まった一冊になっています。

 

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「スポーツクラブを

好評発売中 つくろう」

 

●B5判、52頁 ●定価:500円(税込) ISBN 4-915944-16‐6

 

プレゼントクイズ

 

今年のチャレンジデーに参加する自治体数を、市町村に分けて正確に答えてください。

「○市○町○村」

 

【応募方法】

わかった方は、答えと住所、氏名、年齢、電話番号、職業を明記の上、ご意見、ご感想を添え、下記のいずれかの方法でご応募下さい。

正解者の中から抽選で「チャレンジデー'98オリジナルTシャツ」を、20名様にプレゼントいたします。なお、当選者の発表は発想をもってかえさせていただきます。

 

【応募先】

SSF笹川スポーツ財団「読者プレゼントクイズ」係

1]ハガキ:〒105‐0001東東都港区虎ノ門1-15-16

2]FAX:03‐3580‐5968

3]E-mail:ssf-info@ppp.fastnet.or.jp

 

【応募締切】

平成10年6月5日(金)

 

 

 

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