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(5)船舶用燃料に関する調査

日本国内、国内周辺、世界全体という3つのカテゴリーにおいて燃料消費量を細かく推定した。

消費量算定においては、消費される船型、船種の区別を可能な限り明らかにした。

また、従来は算定が曖昧であった漁船、ハーバータグボート、プレジャーボートの燃料消費量について調査を行った。同時に、国内外における舶用燃料の硫黄分、窒素分などの成分についての資料を収集した。硫黄分に関しては、国内においては従来の知見と比較して大きな変化がなかった。

(6)船舶排ガスの排出量

船舶からの大気汚染物質排出量は表Aのように算出された。国内における全人工発生源に占める割合は、平成3年度におけるSO財団による「船舶排ガスの環境への影響と防止技術の調査」の際と比較して大きな変動は見られなかった。

 

表A 各種大気汚染物質排出量

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国内は1996年、世界全体は1995年ベース

国内周辺は200海里以内での排出量を示す。

 

 

 

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