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D. 残心

残心はBの5]に相当する。技が極まった後の次の動作に対する心構えをいう。

[練習法]

Bの練習法によって、残心を確認する。

(4) 攻撃技

(ア) 突きとその練習法

[正しい力の発揮・極め・残心を身につける様習法]

A. 突き動作を下記の1]〜5]に分解してゆっくり行い、各動作のポイントを確認する。

B. ゆっくりな速度で各ポイントを確認しながら、一連の動作をスムーズに行えるようにする。この段階までは、突き腕のみで行う方が容易である。

C. ポイントを確認しながら、徐々に速度を上げていく。

1]突きの開始直前。

2]前腕で体側をすっていき、肘が体側の位置。

3]拳を捻りながら相手の身体へ触れる直前(腕を伸ばして突き切った時の手首の辺り)。

4]接触から突き切った瞬間まで。

5]4]の直後。

*4]の接触から突き切った瞬間までは拳半分から1個分。

 

045-1.gif

 

各動作のポイント 1]リラックスする。2]〜3]スピードを重視する。4]パワーを高める。5]身体をリラックスさせて、次の動作に備える。また、極めは4]のなかの技の決まった瞬間で、残心は5]に相当する。

 

 

 

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