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開催県挨拶

滋賀県商工労働部 次長 高田寛文

 

本日は財団法人アジア太平洋観光交流センター様の主催により、滋賀県長浜市におきましてこのワークショップを開催頂くわけでございますが、県内から大勢の皆様方においで頂きまして心よりお礼申しあげます。また県外から足をお運びい頂いた皆様方には、地元滋賀県を代表いたしまして心より歓迎を申し上げる次第でございます。

滋賀県といいますと、まず真っ先に頭に思い浮かびますのは、琵琶湖だろうかと思いますが、県の西側、京都との県境の近いところには比叡山系や比良山といった山なみがございますし、また東側には、薬草やお花畑で大変有名でございます伊吹や鈴鹿山系があり、豊かな自然に恵まれています。

また日本史をひもといて頂きますと、大津には奈良や京都よりも、より古い時代に都がおかれていたところでございますし、安土、彦根あるいは当地長浜といった歴史の表舞台にいろいろと登場する場所があり、名所、旧跡あるいは文化財にも恵まれた土地柄でございます。

一方、新しいほうにも目を転じますと、大津市の琵琶湖のほとりに先月「びわ湖ホール」という、西日本では唯一、四面舞台を備えた、オペラも公演ができる芸術劇場が完成いたしました。

また琵琶湖はカスピ海、バイカル湖に継ぎ世界で3番目に古い湖ですが、この琵琶湖の生態系などについて知って頂くことのできる「琵琶湖博物館」が、草津市烏丸半島のちょうど琵琶湖のほとりにあります。こういった昔からの歴史、伝統をもったもの、更にはそれとは対照的に大変新しいもの、そういった様々な観光資源を滋賀県は持ち併せています。

一方、今申し上げたこういった目にみえるものとは反対に、やはり県外からのお客様を迎えるに当たりまして目に見えない、言ってみればぬくもりのあるもてなしの心、ホスピタリティーのようなものが大切になってくるわけでございまして、まさに目に見えるものと見えないものがあいまって、今日のワークショップのサブタイトルにもございます「湖の魅力」を創り出していくのではないかと考えます。私どもといたしましても、目に見えるものと目に見えないものを生かし、あるいはより一層育てるということで、今後とも県外からのお客様をお迎えし、また滋賀県の良いところに触れていただくよう、努めて参る所存でございます。

今日のこのワークショップでは、これから楊先生に基調講演をしていただき、またそのあとのパネルディスカッション、分科会を通じまして、それぞれ進めて頂く各先生方からも湖国の魅力をよりよく伝えていくための様々な示唆に富んだ有意義なお話を頂けるものと期待をいたしておるところではございますが、今日お集まりの皆様方にも、是非このワークショップを実りの多いものにして頂けるよう、申し上げる次第でございます。

最後になりましたが、本日のワークショップを開催いただきました財団法人アジア太平洋観光交流センターの山下理事長様はじめ御関係の皆様方に厚くお礼を申し上げまして、簡単ではございまずけれども、開会にあたりまして歓迎の挨拶とさせていただきます。

どうもありがとうございました。

 

 

 

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