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3.2.2.2 メッセージ受信・復調

メッセージは1ブロック250ビットで構成され、プロッタ毎にメッセージタイプが決められており、1秒に1ブロックが放送されており、畳込符号復調、データブロック抽出、パリティチェックの処理を経て復調される。畳込符号復調の出力は250BPSのデータストリームで、このビット列から固有のプリアンプルパターンの検出によってメッセージの先頭を特定し1プロッタ毎のデータを切り出す。切り出されたデータに対しMOPS(A-4.3.3)に示されるパリティチェックを経て一つのメッセージが得られる。

復調結果の各行は1秒毎に得られたメッセージを示している。各メッセージの先頭の53,9A,C6がMOPSで規定されているプリアンプルパターンである。

以下がPOR衛星のメッセージの復調結果の例である。

057-1.gif

注:左端のtypeは見やすくするため付加したもので実際の受信データはMessege部の文字列部である。

 

受信例では53,9A,C6の3種類のプリアンプルパターンによる1秒毎のメッセージ識別及び、WAASテストモードを示Type0のメッセージがMOPSの規定通り6秒周期で得られていることからメッセージの受信・復調処理は正常になされているといえる。

 

 

 

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