日本財団 図書館


シート78 汚職の末路

 

5-4 汚職の防止策

 

汚職を防止するための方策としては、様々なものが考えられます。どのような方策が効果的かについては、状況により異なりますが、汚職防止を職員個人の努力だけに任せることなく、組織としていろいろな防止策を取り、組織として汚職防止に努めるという明確な姿勢を示すことが大切です。

(議論のポイント)

・あなたの職場ではどのような防止手段が取られていますか。それらの防止手段の効果はどうですか。

シート79 汚職の防止策

 

5-5 倫理観を高めるためのアプローチ

 

汚職や腐敗を根絶するには、職員や職場全体の倫理観を高める必要があります。倫理観を高めるには、いかなる思想で具体的な倫理高揚策について考えたらいいかについても検討することが大切です。

(議論のポイント)

・倫理観を高めるためのアプローチには、どのような手法がありますか。

・それぞれの手法にはどのような特徴がありますか。

シート80 倫理観を高めるための4つのアプローチ

 

5-6 公務員を見る社会の目

 

倫理は公務員だけでなく、他の職業にも求められています。しかし、公務員に求められる倫理は、他の職業に求められる倫理とは少し異なるようです。

(議論のポイント)

・公務員が飲酒運転により事故を起こした場合、社会の見る目、マスコミの報道振りは、他の職業人が事故を起こした場合と異なりますか。異なるとするとそれはなぜですか。また、この場合、公務員の職種(たとえば、警察官、教員、事務職員など)やポスト(部長、課長、係員など)によって社会の見る目の厳しさが異なるでしょうか。異なるとすれば、それはなぜですか。

・公務員が、仕事の関係業者とゴルフをしたり、酒を飲んだりした場合、社会はどう見るでしょうか。割り勘であれば差し支えないでしょうか。この場合、職種やポストによって社会の見る目は異なるでしょうか。異なるとすれば、それはなぜでしょうか。

シート81 公務員を見る社会の目

 

5-7 倫理観とグローバリゼーション

 

公務員の汚職や腐敗は、本来、その国の国内問題ですが、経済のグローバル化に伴い、これらの問題が国際的に議論される機会も多くなってきています。こうしたグローバリゼーションの動きは各国の倫理問題にどのような影響を及ぼすでしょうか。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION