一度使ったものが元に戻るから循環です。本当はもっと広い意味なんですけど。例えばもっと自然のエネルギーを使いましょうとか、自然で循環するものを使うとか、いろいろありますけれども身近なところではやはりリサイクルということですね。
貝阿彌…ここに1から5まで行動を定めたものがあるんですがこれが循環型の社会づくりに貢献する具体的な行動ということでいいのでしょうか?(図2参照)
鈴木…循環型社会といっても非常にあいまいですから一つ一つ具体的な項目、特に皆さんがいまからでも手がつけられるようなものをあげています。大阪府民の5つの共通行動ということで今年の豊かな環境づくり大阪行動計画にあげたわけですね。一番がスイッチオフ推進運動、2番がアイドリングストップ、そしてエコイベント、マイバッグ持参、グリーン購入推進運動です。
スイッチオフ推進運動
貝阿彌…それではまずスイッチオフ推進運動というのはどのような取り組みなのでしょうか?
鈴木…分かりやすいのが電気はいらないときには消しましょうとか、それから給湯器の種火を普段は消しておくとそれだけ節約できるとか、ひとつは清潔にするということ、エネルギー費がよくて済む、例えばトースターの中が汚れているとそれだけ効率が悪くなります。エアコンもそうです。まず夏のエアコンではフィルターを掃除するということが非常に重要なことです。
貝阿禰…お掃除が決め手なんですね。
鈴木…そうですね。それからこの頃よく言われていることですが、エアコンは、冬も使うものですけど、年中コンセントに入れっぱなしですね。普段使わないときでもコンセントが入ってると、待機電力を食うんです。だから本当はみなさんたぶんやっておられないと思いますけれども、いらない中間期はコンセントから抜いておかないといけません。皆さん見えないところで電力を使っているんです。