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自然と文化 第59号

 事業名 観光資源の調査及び保護思想の普及高揚
 団体名 日本観光振興協会 注目度注目度5


「見世物絵」の記事は、明治四十五年(一九一二)三月発行の第二十枝に見られる。具体的には、創刊以来の連載である「浮世絵類纂」の第二十として「見世物絵」をとりあげ、「見世物ということを広義に解したならば、演劇相撲など、総ての興行事をもふくむのであるが、今茲にいう見世物絵とは……一種特異の珍事物として、香具師共が興行した見世物の絵をいうのである」と紹介している。そして、連載の売り物である複製木版画としては、見世物扱いされた子どもの巨漢力士・大童山文五郎の墨摺報条を綴じ込んでいる(図5])。

同じ号の別の箇所に、歌川国芳が描く「活人形絵 安達原の鬼婆」が紹介され、外骨が生人形の錦絵を収集している旨の記事も見えることを考え合わせると、この「見世物絵」の紹介は、かなり意図的なものと見て間違いない。さすが外骨、という感をあらたにする。

 

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早竹虎吉の曲芸 二代歌川国貞画「雪 大阪下り早竹虎吉」大判錦絵一枚、安政四年・両国興行。歌舞伎や能の「石橋」を曲芸化したもの

 

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とんだ霊宝 無款「開帳仏細工物 とんだれいほう」墨摺報一枚、安永六年・両国興行、細工人は鯰橋源三郎と古沢甚平。生臭い魚の干物で三尊仏をつくった

 

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象の見世物 歌川芳豊画「中天竺馬爾加国出生新渡舶来大像之図」大判錦絵一枚、文久三年・両国興行。この象を見れば「七福」が得られるとの仮名垣魯文による記述がある

 

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醜体の見世物の禁止 昇斎一景画「画解五十余箇条 二十五条 二十六条」四つ切判錦絵一枚、明治五年。違式註違条例を絵画化したもの

 

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大童山文五郎 無款「生写し 大童山文五郎」黒摺報条一枚、複製、本版綴じ込み、『此花』第二十枝、明治四十五年

 

 

 

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