(1)式の左辺はバケツの正味の熱収支量であり、右辺第1項は長波放射量、第2項は顕熱および潜熱輸送量、第3項は短波放射量を示す。hrは長波放射の熱輸送係数、hcyl、hbaseはそれぞれバケツの側面、底面の熱輸送係数を示す。また、(6)式の右辺第1項はバケツへの直達日射量、第2項は散乱日射量を示している。バケツの水温変化量は(7)式ように計算される。
以上のような物理的理論に基づき、下記のようなバケツモデルを考案した。 モデルの概要 ・ バケツによる採水時から船上へバケツを揚げるまでの時間を1分間、バケツに温度計を入れてから水温読みとりまでを3分間かかると仮定する。つまり、計4分間(8サイクル)の計算とする。 ・ 30秒を1サイクルとして(1)式および(7)式により水温tbを求める。ここで、次サイクルの計算に前サイクルに求めたtbを反映させる。
以上のような物理的理論に基づき、下記のようなバケツモデルを考案した。
モデルの概要
・ バケツによる採水時から船上へバケツを揚げるまでの時間を1分間、バケツに温度計を入れてから水温読みとりまでを3分間かかると仮定する。つまり、計4分間(8サイクル)の計算とする。
・ 30秒を1サイクルとして(1)式および(7)式により水温tbを求める。ここで、次サイクルの計算に前サイクルに求めたtbを反映させる。
前ページ 目次へ 次ページ