2.1 システムの特徴
1] 通信衛星を利用しているため、衛星の見通しが確保できる場所であれば、日本全国どこでも同じ信号を受信する事が可能です。(注:沖縄等一部離島を除きます。)
2] INS用TA及びINSNET 64の回線を各受信局に追加すれば、降雨等により、衛星回線が断となった場合には、自動で地上回線に切り替えバックアップを行う事が可能です。
3. 基本仕様
本項では、システムとしての基本仕様を記述します。
3.1 eZ64k MUX-3X
1] 使用回線:NTT高速デジタル回線(Iインタフェース 64kbps)
2] ユーザインタフェース:48kbps(同期式) X.21/V.11 1回線
9.6kbps(同期式) V.24/V.28 1回線
注: システム状、上記回線は気象協会からJFN局への片方向伝送のみに使用する事となります。
3.2 MUX
1] 入力信号:48kbps(同期式) X.21準拠 DCE 片方向 1回線
9.6kbps(同期式) V.24準拠 DCE 片方向 1回線
2] 出力信号:64kbps(同期式) X.21準拠 DTE 片方向 1回線
3.3 MOD
1] 入力信号:64kbps(同期式) X.21準拠 DTE 片方向 1回線
2] 出力信号:140Mhz、27MHzBNC 75Ω 同軸
3] 誤り訂正方式:改良ビタービ(符号化率 32/75)
4] 伝送速度:150kbps
5] 変調方式:4相位相変調
6] 所要帯域幅:100kHz