2【外国から見た温泉文化】
(国際観光振興会(JNT0)海外事務所に対する「温泉アンケート」結果)
1. 調査の概要
当財団は、国際観光振興会(JNTO)を通じ、地域文化を通じた国際交流支援事業平成10年度モデル事業「別府ONSEN文化国際交流事業」中に開催される「別府八湯ONSEN文化国際交流ミーティング」(11月10日)及び関連ミーティングにおけるディスカッションに役立てるために、標記緊急「温泉アンケート」を実施した。調査の概要は以下のとおりである。
●調査期間:1998年10月下旬
●調査場所:国際観光振興会(JNTO)サンフランシスコ、ロンドン、パリ、フランクフルト、ソウルの各事務所、及び日本観光協会台湾事務所
●調査方法:面接による聴取り調査(一部記述を依頼)
●調査対象:26名(米国人5名、イギリス人9名、フランス人3名、ドイツ人3名、韓国人3名、台湾人3名)
2. 質問内容
1] 温泉を知っているか
2] 温泉に対してどんなイメージを持っているか
3] 別府を知っているか
4] 別府に対してどんなイメージを持っているか
3. 調査結果
調査結果の概要は以下の通りとなっている。
1] 温泉を知っていますか
(Do you know something about hot spring?)
26名中、「知っている」が20名、「知らない」が4名、無回答が2名となっている。
以下に得られたコメントを列挙する。
-日本には2,000以上の温泉があると聞く。温泉はくつろぎの場であるとともに療養にも利用されるものでもある。それぞれの病気に適したさまざまな種類の温泉がある(ドイツ人)
-もちろん知っている。1989年には別府、1995年には城崎に行ったことがある(ドイツ人)
-日本にはたくさんの温泉リゾートが、リラックスのためだけでなく、温泉水を利用した医療施設としても存在する(ドイツ人)