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第1章 モデル事業の準備から実施まで

 

第1節 「草の根国際交流発掘支援事業」の位置づけ

 

「草の根国際交流発掘支援事業」は、日本国内の地域文化関係民間団体等、及び世界主要国の潜在的対日交流希望者層に対する交流発掘調査を通じ、文化交流関係のテーマ別交流ニーズを発掘・抽出し、特定テーマの国内地域文化関係民間団体と当該団体に対する交流相手先となるべき外国側交流希望団体の組合せを行い、国内の地域社会における地域固有の文化と、外国の地域の文化を媒介とした、我が国の地域社会と外国地域社会の対日交流希望者層との国際交流事業を実現させることにより、異文化とのふれあいを通じた双方の地域社会の国際化促進を図るとともに、地域社会における固有の文化を維持・継承し、内外に紹介しその深化を図り、また、これらを通して地域の活性化を図ろうとするものであり、平成10年度に初めて実施する事業である。

 

同事業は、支援対象とする相互の地域文化を媒介とした国際交流支援事業を将来的に交流を自立的、継続的なものとすることを念頭におきつつ実施することとし、平成10年度においては、後年度における国際交流支援事業の実施に向けノウハウの蓄積に役立てるために、当該支援対象事業を「モデル事業」として実施した。

 

 

 

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