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B. PR活動

 

1] まずは知ってもらうことが重要

パークアンドバスライドは、単語そのものや内容について、一般にはあまり知られていないと言える。そこで、まずは、パークアンドバスライドがどのような交通手段であるかを一般に周知し、パークアンドバスライドが必要であるという雰囲気づくりを図ることが重要である。

その際には、次の2]で示すようなメリットを明確に示すことが必要である。

 

2] パークアンドバスライドのメリットを周知することが必要

PR活動では、所要時間の優位性だけではなく、1ヶ月の通勤費用との比較や直接自動車で移動することの疲労や事故の危険性、また、環境保全への参加といった点を強調することが考えられる。

 

3] 多様なメディアの活用による多様な層へのPR

PRにおいては、新聞、テレビ、ラジオ、広報紙、ポスターといった既往のメディアを活用するとともに、金沢K.Parkに見られるように、最近普及がめざましいインターネット等を有効に活用し、多様な市民層にPRすることが重要である。また、このような広く一般に認知度を高めるための方策に加え、パークアンドバスライド利用のターゲットとなる市民層にPRできるようなメディアを十分に検討し、活用することが重要である。

 

4] 利用促進キャンペーンの実施

まずは、利用してもらって、そのメリットを知ってもらうことが重要である。そのための工夫として、最初の1ヶ月間の無料キャンペーンや、割引チケットの配布(わが国でも飲食店や街頭で貰える割引チケットのようなもの)が考えられる。

また、宇都宮の第2回目の試行実験に見られるように、朝ピークの渋滞時に職員を動員してドライバーに参加の勧誘チラシを配布することも考えられる。

 

 

 

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