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B. パークアンドバスライド支援方策について 〜「ムチ」としての施策の工夫

パークアンドバスライドの利用促進を図るためには、パークアンドバスライドそのものの利便性を向上させる「アメ」としての施策だけではなく、マイカー利用を抑制するような「ムチ」としての施策を実施することが有効である。

そのような施策は、わが国で実施されていても、必ずしも実効性が担保されているとは言い難いが、交通管理者や道路管理者との協力関係を構築し、有効な施策を実施していくことが望まれる。

 

1] 観光・イベント時のマイカー流入規制の適用

パークアンドバスライドのバスの着地側(都心部など)において、マイカーの流入規制を行う施策である。実際には、浜松・凧上げ祭りの事例のように、イベント等開催時の限定された期間と区域において実施される場合に実施され、効果を挙げている。平常時に都市内でのマイカー流入規制は、わが国では例が無く、実施は困難である。

 

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図 浜松・凧上げ祭りシャトルバスのマイカー流入規制とバスルート

 

 

 

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