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●システム導入の効果として、都市の交通渋滞緩和だけでなく、商業活性化や、大がかりな投資を避け空き駐車場活用という資産の有効活用につながっている。

 

問題、課題

●マイカーからの乗り換え抵抗が依然として強いことも事実であり、こうしたシステムの拡充に加え、今後は市民・企業の協力体制の構築も含めたマイカー抑制措置も検討の俎上に載せていく必要がある。

●システム利用者へのアンケート(1996年度)によると、最も多かった改善要望は「システム利用券の購入場所の増設」であった。

●駐車場は、平日の余裕のある商業施設の駐車場を利用しているが、無償に近い条件での提供は、商業施設のメリットが少なく、社会貢献の一環という意義を強調して協力を取り付けた。駐車場の確保は難しい面が多い。

 

参考資料

1)金沢市交通対策課、パーク・アンド・ライドシステム、http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/koutsuu/kpark/kpark.htm、1998.11.09

2)木村実、金沢における交通実験・試行の試みとその展開-パーク・アンド・バスライドを中心に-、新都市開発No.436、pp86-90、1998.3

3)木村実、金沢における都市交通施策の試み、地域開発No.394、pp35-43、1997.7

4)山口哲央、金沢における交通需要マネジメント、交通科学Vol.26、No2,pp35-38,1997

5)金沢都市圏パーク・アンド・ライドパイロットシステム実施協議会事務局編、K.Parkパンフレット、1996.10

6)小林一朗、続・城下町金沢の交通実験-通勤時パーク・アンド・ライド・システムの取り組み、運輸と経済第56巻第5号、1996.5

 

 

 

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