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第3章 モデル地域における課題の整理とガイドラインの検討

 

1. モーダルシフト推進に係わる問題点の抽出

 

(1)問題点抽出の視点

国内貨物流動に係わる物流システム等の問題点を検討する際の視点は、海上輸送および鉄道輸送がモーダルシフトの受け皿としての機能を十分に果たすことができるのかという観点から行うものとする。具体的には、以下に示す視点から問題点の有無確認を行うものとする。

◆経済性:松山港地域の物流システム利用者の経済性の確保ができているか

◆効率性:松山港地域の物流システム利用者に対して迅速なサービス、効率的なサービスが提供できているか

◆利便性:松山港地域の物流システム利用者に対して柔軟なサービスが提供できているか

(2)検討の枠組み

松山地域港湾における国内貨物流動に係わる物流システム(海上輸送関連、鉄道輸送関連)の問題点の抽出は、(1)で示した視点を踏まえ、以下に示す機能・施設区分を前提として行うものとする。

 

(1)海上輸送に係わる事項

◆各種機能・施設

1]岸壁

2]駐車場等の関連施設

3]アクセス道路

◆海上輸送に係わる各種サービス

4]航路ネットワーク

5]運航ダイヤ

(2)鉄道輸送に係わる事項

◆各種機能・施設

1]鉄道駅における貨物取扱施設(貨物ヤード)

2]鉄道駅へのアクセス道路

◆鉄道輸送に係わる各種サービス

4]路線ネットワーク

5]運行ダイヤ

6]輸送容器(コンテナ)

 

 

 

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