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(6)伝送データの収録

観測したデータは項目毎に編集し伝送データとしてハードディスクに収録する。行動中の伝送済データは全てMO(光磁気ディスク)へ収録する。

 

(7)データの伝送フォーマット

ハードディスクに収録された内容を伝送フォーマット表に従って編集する。データの伝送は指定したインターバルで送信するが、通常は毎日定時刻に送信する。リクエスト要求がある場合はその都度伝送する。

 

(8)通信系の使い分け

通常Nスターを主として利用し、サービスエリア外ではインマルサットAを利用する使い分けに対応する。

 

また、複数船舶とのデータ伝送を考慮したシステム設計を行う。そのため、陸上からの各船舶へリクエストを行い伝送させるか、タイムシーケンスを組み、それに従って各船舶より伝送させる。

 

(9)データ圧縮とエラー訂正について

ADCP、XBT等の各センサーから取得したデータはアスキー形式になっているが、その中身には、不必要なデータもあるので編集して必要最小限なデータサイズに小型化をはかる。さらにソフト的にデータ圧縮して伝送することにより、伝送効率(転送速度)の改善が見込まれる。

 

本研究では、最初編集されたアスキーデータの伝送を行い、漸次データの圧縮、圧縮データの伝送、受信データの解凍、伝送データのエラー訂正等について検討した。

 

(10)データ伝送部

船舶に設置されているNスター/インマルサットAを使用する。

 

Nスター関係

NCU(Network Contorol Unit)

対応NCU  NST-2号マルチアダプタ  日本船舶通信KK

NST-3号マルチアダプタIII 日本船舶通信KK

GN-020AD       技研電子KK

PBユニット FJSIIPBU       NTT DoCoMo

モデム    MNPプロトコルをサポートしたものを設備する。

 

 

 

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