2.3　モデル港湾及び津波の設定

　

2.3.1　モデル港湾及び津波の設定

　

計算プログラムの妥当性を検討するため、モデルとなる港湾を設定する。モデル港湾は尾鷲、須崎の2港とした。また、対象とする津波として、近年の津波のうち東海地方から四国に被害を及ぼした、昭和東南海地震津波及び昭和南海道地震津波を設定した。

　

2.3.2　既往津波に関する資料

　

開発したモデルによる計算と実際の津波を比較するために、対象津波に関する資料を収集・整理した。

なお、津波の高さについては種々の呼び方があるが、ここでは、表2-3-1、図2-3-1に示すように定義をした。

　

表2-3-1　津波の高さについての呼称

図2-3-1　津波の高さの定義法

　

シミュレーションにおいては、平均潮位からの水面の位置が求められることになる。

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