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本構想では、次の8つの重点事業による「日生・海の学校」づくりを提案する。

(1) 子どもたちが海に親しむまちづくり計画

「海の子・日生っ子」の育成に向けて、家庭教育、社会教育、学校教育で、海の自然や舟と遊ぶ、楽しいまちづくりを進める。

ア 和舟・シーカヤック・小型ヨット体験、無人島冒険キャンプなどのイベントの実施

学校週5日制への移行に対応し、父母と町、学校が協力し、サマーキャンプ、春と秋のイベント、折々のツアー、本の舟づくりなどを実施し、子どもたちが海や舟遊びに親しむ機会を増やす。

イ 学校教育へのカヌー・ボート・小型ヨットの取り入れの検討

スキーの普及に、学校教育での取り組みが大きな役割を果たしたことを見習い、父母の協力による社会人教師の導入、指導教員の育成を図り、小中学校の体育、校外学習、クラブ活動などに、カヌー、シーカヤック、ボー卜、小型ヨット、和舟漕ぎなどを取り入れを検討する。

ウ 海と舟の文学・童話に親しむ取り組み

アーサー・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』をはじめとする、海と舟の文学や童話、絵本などの収集を学校図書館や町の図書室で行うとともに、読書感想の取り組みや創作コンクールなどを通して、子どもたちが、海と舟の文化に親しむまちづくりを進める。

エ 「田淵屋末友甚九郎」「打瀬船」などの物語づくり(劇画、絵本づくり)

加子浦歴史文化資料館の取り組みの一環として、郷土の冒険家であり海の商人であった末友甚九郎の物語をわかりやすい劇画にするとともに、打瀬船に乗り、愛知県から遠くは朝鮮半島にまで漁に出かけた進取に富んだ漁師達の絵本づくりを進める。

また、本町の漁業は、県の小学校の教科書にも取り上げられており、カキの養殖や、「あまも」の藻場の育成など、最先端の漁業の取り組みについても、絵本づくりなどに取り組む。

 

 

 

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