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2]製品輸入の増加

・これまで、他の海外先進諸国と比較してわが国の製品輸入は低い水準に止まってきたが、1985年のプラザ合意以降の円高等を背景に、海外の安価な労働力を求めて企業の海外進出が積極的に行われ、アジア地域を中心とした製品や部品の輸入増加が見込まれる。

・その様な中、我が国の外貿コンテナ貨物は輸入貨物を中心に年々増加している。

 

図1-20.外貿コンテナ貨物量の推移

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注 港湾統計及び運輸省港湾局資料により作成

資料:運輸省「運輸白書」(平成9年度)

 

3]物流ニューサービスの進展

・我が国企業のロジスティクスに対する積極的な取組みが進められ、物流はより複雑で高度なものに変わりつつある一方で、物流コスト削減に対する社会的要請もますます高まる傾向が見られる。

・この様な厳しい環境のなか、荷主に対して物流革命を提案し、物流を包括して請け負うサードパーティロジスティクスや共同配送等の新しい物流サービスが注目されており、また、荷主企業や商社等の物流分野への参入が進展しつつある。

 

 

 

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