一連の試験をこの配置で行った後、軌条輪の回転方向とけん引装置リンクの向きによる方向性の有無を調べるため、軌条輪上の試験台車のみ向きを反転し、車体中心側にけん引リンク取付腕を設けた図10のような配置についても試験を行った。(写真5、6)
曲線試験については、左右の軌条輪の連結を切り、差動歯車装置により曲線半径差に応じた滑り率に等しくなるよう左右軌条輪の回転数に差を与える方法により、更に軌条輪の角度を変えることにより、固定軸距5mに対応する車輪のアタック角を与えて試験を行った。
又、曲線走行で発生する遠心力の影響を調べるため、荷重枠側面からの横引張り装置により、横荷重を負荷した。(写真7)