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荷重はロードセルで検出し、負荷はけん引リンクの上下変位で与える。

変位 5mm、10mm、20mm

3] ブレーキ座上下荷重

枕ばね座上に片側4.5tonを負荷した状態で、ブレーキ座にユニットブレーキに相当するダミーの座を取りつけ、ブレーキ時の摩擦力に相当する上下荷重を座に負荷する。

荷重 400kgf、800kgf、1,200kgf

4] 軸ばね座上下荷重(台車枠ねじり荷重)

片方の軸ばね座部分を、軸ばねゴムを介して定盤に締めつけ固定し、反対側の軸ばね座を油圧ジャッキにより定盤から上向きに荷重を負荷する。

荷重は軸ばね位置での変位で与える。

変位 10mm、15mm、20mm

5] 軸ばね座左右荷重(台車枠開き荷重)

左右軸箱守りの間を、油圧ジャッキで左右に開き荷重を負荷する。

荷重 500kgf、1,000kgf、1,500kgf

6] 軸箱守り前後荷重(ペデスタル開き荷重)

台車枠を定盤上にフリーに支持し、軸箱守りの間を油圧ジャッキで前後に開き荷重を負荷する。

荷重 1,000kgf、1,500kgf、2,000kgf

7] ストッパーゴム座左右荷重(開き荷重)

台車枠の左右ストッパー座間に、油圧ジャッキで開き荷重を負荷する。

荷重 500kgf、1,000kgf、1,500kgf

8] 横ダンパ座左右荷重

横ダンパ座に、定盤に固定した台より、油圧ジャッキを用いて左右荷重を負荷する。

荷重 500kgf、1,000kgf、1,500kgf

 

(2) 応力測定結果

1] 枕ばね座上下荷重

二連の金属コイルばねを、夫々軸ばねの中心線上に配置しているので、上下荷重によっては理論的に応力は発生しない。

測定の結果も、横ばり接合部に1kgf/mm2程度の応力が見られるのみで、殆んど応力は発生していない。

2] けん引装置取付座上下荷重(こじり荷重)

けん引装置取付座の補強リブつけ根に、ピン方式の場合に上下変位20mm時に20kgf/mm2の高い応力が発生した。

量産時には上下面板の肉厚を増し、縦リブを通すなどの補強が必要である。

 

 

 

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