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1月17日

司会:

それでは、2日目のシンポジウムを開始します。着席ください。

シンポジウムの先生がた前の席にお着きください。

それでは、定刻になりましたので、只今より、補聴援助システムと、リハビリテーションシンポジウムを始めさせていただきます。本日の日程は、午前中に補聴器に関するシンポジウム、午後は補聴援助システムに関するシンポジウムを予定しております。午前の部に先だって、4点ご案内します。

一つは、聴覚障害の方々のための情報保障としまして、会場では、要約筆記、手話通訳、パソコンリアルタイム筆記、赤外線磁気ループが準備されています。赤外線の使い方がわからないばあいは、機器設置していただいている、株式会社アキトさんに尋ねてください。また、要約筆記につきまして、特に本日、

リハビリテーション 「リハ」

シンポジウム 「シンポ」

人工内耳 略号 (人)

という形で表示させていただいております。

2つ目は昼食は、午前11時40分よりとっていただきます。昼食は2階と地下に分かれます。2階、比叡の間には、整理番号1〜80番の方、その他の方は、地下でとるようになっています。

三つめのご連絡といたしましては、報告集についてです。

3月に報告集を送付しますが、申し込みの時点と、送付先の違う方は正しい送付先を受付に提出してください。

最後のご連絡ですが、お昼休みに、聴覚障害者の差別法規撤廃にむけての署名を受付でやりますのでご協力よろしくお願いいたします。シンポジウムにはいります。

二日目、最初のシンポは、補聴器、リハビリテーションの現在と将来について、コーディネイトいただく先生は、京都府立医科大学客員講師、安野友博先生です。

先生の仕事のテーマは、内耳聴覚生理、幼少児難聴です。また、先生は、日本聴覚医学会監事、京都市言語聴覚障害センター嘱託医として幅広く活躍されている先生です。

では、進行の方、よろしくお願いします。

 

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安野/では、皆様方、お早うございます。これから、午前の部のシンポジウムを始めます。さっそくスライドをご覧いただきましょうか。このシンポのテーマをいただいたのは、補聴器・リハビリテーションの現在と将来、要するに現在のどういう問題点を変えていくか、将来どういうビジョンがあるかを考えればいいのかということで、先生方にお話を伺うのですが、私たち医師の世界では、現在福祉と医療の関わり方が非常に今日的テーマになっています。そういった意味で、補聴器に関しましても、補聴機器医療という言葉が最近出てきました。そういうわけでこのシンポが企画されたわけです。

次です補聴器をめぐるいろいろな問題点。それを考えてみますと、私耳鼻科の医師ですから、耳鼻科の医者と難聴者の方々の関わりあいの問題、あるいは、補聴器をどのように使っていくかということの適応の為の検査がもうひとつ十分でないのではないか、あるいは、販売の在り方にも問題があるし、補聴器自体にも使い辛い面がある。

 

 

 

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