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0-3. 外部入力端子(オーディオインプット)

 

右図のような印が書かれているポケット形補聴器・耳かけ形補聴器・耳あな形補聴器(オプションで外部入力端子を付けた器程のみ)・人工内耳では、外部入力端子(オーディオインプット)を使うことができます。外部入力端子は図のように、補聴器にオーデイオシューとコードを接続して使います。コードの先端は多くがミニプラグになっています。

 

<使い方>

1]CDやテレビのイヤホン端子に、コードのミニプラグを差し込みます。

2]オーデイオシューを補聴器に接続し、補聴器のスイッチを外部入力が可能な位置にします。

3]CDやテレビのボリュームで音量を調節します。

 

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<応用使い方>

・FM受信機や赤外線受信機と外部入力端子とをコードで接続すると、それぞれの受信機がうけた音声を補聴器で聞くことができます。

 

注)補聴器の器種によって、オーディオシューが異なるので注意して下さい。ポケット形補聴器や耳あな形補聴器の場合はオーデイオシューを使わず、直接、コードと接続します。FM補聴器の場合、外部入力端子がFMマイク側に付いている場合があります。

 

1. 磁気誘導ループシステム

 

永久磁石に鉄釘をつけておくと鉄釘も磁石の力を持つようになります。磁石の力=磁力は目に見えませんが、近くにある磁力を帯びることができる物質に、磁力として影響を与えます。この誘導原理を利用して音を伝える方法が電磁誘導ループです。話者の声をアンプを利用して増幅し、床に敷いてあるコードに電気の形で流します。このコードを環状に巻くように輪を作ります。この輪をループコイルと呼びます。この輪の中に、受信用コイルを置くと、床からの電気信号を受け取ることができます。

 

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テレホンコイルと呼ばれるのは、電話の音を聞く時、電話機から漏れる磁気をこのコイルで

 

 

 

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